蝶の迷宮・再装填奇譚
ここは綾鷹まことが管理する趣味のブログです。可成りキツい冗談が飛び交うブログなのでご注意下さい。色々なジャンルのイラスト、落書きを描きます。色々なジャンルのアニメ、漫画を観ます。
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
僕から君へ/羅川真里茂

僕から君へ/羅川真里茂
どんな話なのかを何かの無料立ち読みで読んだけど途中までだったから此方も在れば購入して読んでみたいと思い見付けて購入しました。本来は『ニューヨーク・ニューヨーク』の最後回の後に読み切りとして描いた話だったみたいですね。それじゃBL漫画?と思ったんだけど其れはちょっと違ったみたい。題名と表紙の男性2人じゃ誤解するわな。でもBL漫画では無かったです。この話、ちょっと可哀想な内容でした。
友人だった人の死から始まるんです←
年上の女性から友人が亡くなった事を主人公の男性は知って友人宅へ行くんです。その友人宅には年上の女性と自分しか来て無くて、其れから主人公は過去を振り返るんです。主人公と友人が出逢い、擦れ違って、また出逢う、それの繰り返しなんです。でも主人公と友人は真逆の性格、擦れ違うなんて当たり前なんです。だけど主人公は怒って追い出すんだけど友人は黙って居なくなるんです。まぁ産まれた環境が違うし、そんなのは当たり前なんですけどね。友人は呑兵衛の父親が居て碌に学校へも行けなくなり中学校も卒業しないで年上の女性と駆け落ち。主人公と出逢った時はチャラ男になって居ました。でも其れも生きる為の本能だったようです。父親みたいな人間になりたくなくて、だからと言って父親は学校へ行かせてくれなくて、若い主人公には分からない問題でしょうね!
主人公が大学へ行って合コンの数合わせで友人も連れて行く事になったんですけど見た目女性受け良い顔をして居た友人なので男性達は学歴の話になったんです。中学卒業も碌にして居ない友人、大学生と話が合う訳が有りません。同窓会ならいざ知らず。
ソッと席を外れたんだけど女性達は友人の元へ!
主人公と同じ大学生の男性達は面白く無かったんでしょうね。友人を罵るんです。だけど主人公は友人を助けないんです。合コンの帰り友人に怒るんです。私は友人が可哀想だと思いました。そうしなきゃいけないのは分かるんだけど言い方が悪い。
最後に友人は主人公に電話をして、高校へ行きたかった、父親に殴られてた、母親に捨てられた、と伝えるんです。
何か自分の死を予感したんでしょうね!
友人が最期に喋ったのは主人公でした。アドレス帳には主人公の住所と電話番号しか載って無く、友人には親しい人は主人公だけでした。
この友人の人生って何なんだったんでしょう?
幸せな時って主人公と居る時だけだったみたいで可哀想だと思いました。本当に可哀想な話でした。
PR